うるわしのアンブリッジローズ

親しみやすい美人なバラ

 前回ブログ更新してから何日が…えっもう5月半分???

 日々庭で咲き誇るバラに見とれ、水やりだ花殻切りだ葉っぱチェックに虫パトロールだとばたばたしているうちにこんなに日数が経っていましたね。

 いや、購入順にブログ記事を書くなら、次は表題のアンブリッジローズで、どうせなら今年の花の写真も載せたいなんて思っているうちに日が過ぎていた訳なんですが。

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今年はお客様をお出迎えする機会が少なく残念。

 

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2020年のアンブリッジの最初の花

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↑と同じ花、翌日ぐらいかな?

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我が家に来て2年目、蕾いっぱいです。

 4枚目の画像は左側に、隣に置いてるステファニーグッテンベルクも混ざってますが。ステファニーは若干樹形がいびつではありますが、この二つの鉢バラは開花時期もぴったりで、とてもよいコラボをしてくれました。

 ステファニーがほぼアイボリーホワイトに中心だけほんのり淡いピンク、アンブリッジがアプリコットピンクなので、花瓶に活けた時も相性バッチリ、女性が好みそうな色合いだなあと思います。

 アンブリッジのアプリコット色は咲き始めが一番濃く、すぐに退色が始まって咲き終わりにはわずかにピンクの陰を纏わせた白バラになります。

 昨年夏はピンク味が殆どなく、花弁も少ない誰あんたという夏花も咲いたりしましたが、秋の終わりまで繰り返し良く咲き、わずかにうどんこの気配を感じただけで黒点病にもハダニにも悩まされなかった、我が家では一番の優等生です。

 

我が家に来た経緯

 このバラを購入したのは2019年3月の終わり。

 前月、ピエールとステファニーを購入したばかりではあったものの、バラ育成サイトやら販売サイトのブログやらを巡回して育成の勉強をしているうちに、あれもこれも欲しい(@△@)という状態になっていた私の目に、一つのフレーズが飛び込んできたのでした。

【カタログ落ち】

 とあるサイトで、ERウィリアムモーリスが目に留まり、後いくつバラが庭に置けるだろうかと考えつつもその名前で探したところ、販売サイトではどこも売り切れ……。そのうちに検索して出て来たブログの中で「カタログ落ち」という単語を見つけました。メーカー側が生産をやめてしまうという事。パテントの問題で、その後、その品種は入手困難になってしまう……。

 その後の行動は早かった。ピエールを購入した某販売サイトでダービーと、同時期にカタログ落ちの情報が出ていたアンブリッジの2種の即納大苗があることを確認した瞬間、ぽちっとしていたのです。

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よく咲き、庭先が明るくなります。

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春と夏の境目によく似合う色合いだなあと思います。

 

 なんというか、我が家に迎えたきっかけが、ダービーのバーターというか……。育てやすくて優秀で可愛いとはあちこちのサイト、ブログで見かけたものの、当初はそこまでこのバラ自体に惚れ込んでのお迎えという訳ではなかったのです。

 しかし、このバラの真価は庭に置いてその優しく明るく親しみやすい花色、整ったカップ&ソーサーの花形、繰り返し咲きつつも病気になりにくく丈夫で素直に育ってくれるという点にあるのではないかと思います。

 オタクっぽい形容だなーと思いつつ、クラス委員とか図書委員なんかが似合いそうな控えめで優等生な眼鏡っ娘や、お隣の優しい幼馴染のお姉さんぽいバラだなぁとも思っています。

 香りはミルラの強香。個人的に、この香りは、【おかあさんの鏡台の引き出しを開けた時のにおい】というイメージなんですが、その香りのイメージがまた上記の女性像形容に一役買っているのかなぁと。

 

 以下は2019年に大苗で来た年のアンブリッジローズ

 適当な剪定でもまとまりよく、今年はさらに大きくなって一杯咲いてくれたなあと実感しています。

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まだ花枝が少なく、アンバランス。だけど花は大きく綺麗に咲いてくれた。

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ひょろんひょろん。この年は花台が今一だったのもあって2回転倒しました。

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枝が少ない分、花の一つ一つが大きかった気もする。


 今年も大事にお世話をして、来年もその先も健やかに咲いてほしい。

 迎えるきっかけは成り行きだったけど、今では大事な我が家の庭の一員です。